妊娠の兆候や妊娠の初期症状について
    もう、そろえましたか?妊娠準備アイテムリスト

妊娠の周期について

妊娠の周期は、WHO(世界保健機構)により、28日を妊娠歴の1ヶ月と定め、また7日を一週と定め、妊娠持続を40週とする妊娠満週数で数えることが定められています。このWHOの数え方でいくと最終生理が始まった日から280日目が妊娠40週0日となり、この日が分娩予定日となります。

WHOが定めた妊娠の周期では排卵日がいつあったのかが分かりません。しかし、28日周期で月経がある人の場合、生理開始日から14日後、妊娠2週0日に当たる日が排卵日に当たるケースが多いのです。ですから、妊娠が成立した日は大よそ予測できるわけです。このことは、生理の周期が不順な人の場合にも参考になるでしょう。

生理の周期が35日周期だったりする人などの妊娠の周期は、一般的に、高温期はほぼ一定していると考えて、28日周期の人の高温期14日に多い日数分だけプラスすれば良いことになります。例えば、生理の周期が35日周期の人は、28日周期であった人と排卵日が約1週間ズレるということになります。

最近では、簡単に妊娠の周期を計算することができる計算機が普及していますし、簡易計算法も考案されています。 ただし、この計算法は最終生理の開始日から計算するので、生理が不順であったり、生理の周期が長かったりする人の場合には、これらで計算した妊娠の周期とはズレが生じるものと考えた方が良いことを忘れないようにしてください。

妊娠初期の出血について

妊娠初期は、妊娠4ヶ月ぐらいまでの時期のことを言います。
妊娠初期は、胎児の大きさも小さく、お腹も目立ちません。特に妊娠2ヶ月の頃は、生理が遅れているぐらいにしか思わず妊娠に気がつかない人も多いようで、大体妊娠3ヶ月で妊娠に気がつく人が多いようです。

妊娠初期に起こるつわりは、英語ではmoning sicknessと言われ、早朝に起こりやすいとされています。一般的につわりは、空腹時に起こりやすいようです。
つわりを軽くするには空腹を避けることが効果的です。また、つわりの時期は気分が非常に滅入るものです。
そのような時は、散歩をするなどして気分転換をしてみましょう。

妊娠初期に出血したり、下腹痛が起こったりしたら要注意です。
出血や下腹痛は、流産の兆候である恐れがあります。
これぐらい平気だと自己判断せずに、電話でも構わないので、医師に相談するようにしましょう。
出血がひどい場合はあまり動かずに安静にし、一刻も早く医師に診てもらいましょう。

妊娠初期は胎児の器官などを形成する大事な時期です。
お酒や喫煙は胎児に影響しますので、避けるようにしましょう。
また、様々な薬も胎児の奇形などのリスクを高めます。
万が一、薬を飲用する必要がでてきたら、産婦人科の医師にも相談をして、胎児に影響のないものにしてもらいましょう。

妊娠検査薬の反応

妊娠検査薬は、妊娠が成立した時に胎盤から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロビン(hCG)というホルモンが母体の尿中に排出されることを利用して妊娠を判断するための検査薬です。
最近は簡単に検査ができる妊娠検査薬が薬局でも市販されるようになり、多くの人が利用しています。

妊娠検査薬で検出するhCGとは、ヒト絨毛性ゴナドトロビンと言い、胎盤を構成する絨毛細胞(ジンチチウム細胞)から分泌されるものです。
子宮内で妊娠が成立するとこのヒト絨毛性ゴナドとロビンが急速に分泌されるので、妊娠しているかどうかを判断するのに利用できるわけです。

妊娠検査薬は、ヒト絨毛性ゴナドトロビンが尿中に排出されることを利用して妊娠を判定しますが、ヒト絨毛性ゴナドトロビンはごく妊娠初期の場合まだ分泌されていなかったりして判定が陰性になる場合があります。
陰性と判定が出て、それでも生理が始まらない場合は、もう一度検査してみましょう。

妊娠検査薬で陰性と判定されても生理が始まらない時は、人によって受精した日が違ったり、hCGの分泌もまちまちだったりするため、妊娠のあまり早い時期ですと正しく判定されない場合があります。
1週間ほどしてからもう一度妊娠検査薬で判定してみましょう。
それでも陰性の場合は、恐らく妊娠していないと思われます。

妊娠の兆候とは

妊娠は最終生理の開始日をスタートとして数えます。
ですから、次回の生理がこない段階で妊娠2ヶ月ということになります。
妊娠の兆候は、生理前の症状や風邪の引き始めの症状によく似ているため、妊娠2ヶ月の時点ではまだ妊娠の兆候に気が付かない人が多いようです。

妊娠の兆候がないからと言って、異常妊娠ではないかとか、赤ちゃんが元気がないのではないかと心配する人がいますが、妊娠は本当に人それぞれですので、全く気にすることはありません。
中には妊娠10ヶ月になっても何の変化もない人もいます。
それでも元気な赤ちゃんが生まれていますから安心してください。

妊娠の兆候は全ての人に現れるとは限りませんし、妊娠の兆候の症状は人それぞれで一人、一人異なるのです。
全く同じ症状の人はいないと言ってよいほどです。
特に初めて妊娠する人は神経質になって人と違うことを気にしがちですが、全く気にする必要はありません。

妊娠の兆候がある、なしに関わらず、妊娠初期はとても大事な時期です。
流産のリスクも高く、つわりが始まって辛い時期でもあります。
過剰に安静にする必要はありませんが、無理をしてはいけません。
また、神経質にあれこれと考えると胎児に悪影響です。
心はいつも安らかに保つようにしましょう。

妊娠中のつわりについて

つわりは妊娠4〜6週ごろから始まり、11〜12週で終息するのが最も一般的ですが、なかには出産直前まで続く人がいるなど妊娠とつわりにはかなりの個人差があります。つわりの症状も人それぞれで胸がムカムカする、においに敏感になって気分が悪くなる、吐き気があるなどの症状があります。

妊娠のつわりの治療は、ビタミン剤の入った点滴や絶食療法などを行ないます。さらに入院をして、精神的な安静を保ち、ゆっくり休めるように配慮してもらえます。妊娠とつわりで入院すると、保険が適用されます。また、重症の人には点滴のなかに鎮吐剤や鎮静剤、肝庇護剤などが加えられることもあります。

妊娠とつわりはが重症の場合はほとんど食べられないことが多いので、胎児への影響を心配するのは当然だと思います。しかし、これまでの研究では、つわりによる胎児への目立った悪影響はないとされています。また、つわりがひどいために死産や流産をする確立が高まるということもありません。

妊娠初期のつわりは重症になると入院する必要もあります。妊娠とつわりは病気ではないという昔からの考え方があり、つわりは重くなると思いこむと本当に重くなるもので気持ちの問題。つわりごときに病院に行くなんてと強がる人がいますが、思いこみだけではつわりは重くなる訳がありません。つわりがきついなら、強がらないで医療機関を利用しましょう。

妊娠と出産にかかる費用

出産費用は、思った以上に高い費用がかかったと驚かれた方が多いようです。
病院にかかる検診代や定期健診代からはじまり、マタニティ用品ベビー用品内祝い費出産祝いのお返しにも費用がかかります。
出産は、とても喜ばしいと同時にお金がかかることなのです。

病院での検査や定期健診代、分娩にかかる費用は、全額負担となります。
妊娠や出産は、病気ではないので、保険がきかないからです。
検査で異常が出たときや、出産のときの帝王切開や吸引分娩は、保険は適用になるので安心です。

出産後は、健康保険から分娩費の補助が出ます。
金額は、保険の種類よって違いますが、現在、国民健康保険では30万円支給してもらえます。しかし、条件があり、誰でももらえるというわけではありません。
健康保険に加入していてきちんと支払いがされていること、妊娠していることが条件です。

妊娠中のマタニティウエアや下着、赤ちゃんの衣類などは、人に譲ってもらうことができれば、かなりの出産費用を抑えることができます。
レンタル用品なども上手に活用すれば、さらに費用を抑えることが可能でしょう。
内祝い費や出産祝いのお返しは、頂いた金額を考慮して決めるとよいでしょう。

子宮外妊娠の症状

子宮外妊娠は、子宮以外で受精卵が着床してしまうことです。
子宮外妊娠は、受精卵が着床する場所によって、卵管妊娠、卵巣妊娠、頸菅妊娠、腹膣(腹膜)妊娠などに区別されて呼ばれていて、一番多いのは欄干に受精卵が着床してしまう卵管妊娠です。
子宮外妊娠になる98%と人が卵管妊娠です。

子宮外妊娠の症状は、生理が来ない、不正出血、下腹痛が挙げられます。
しかし、妊娠初期の頃は生理が来ないという症状のみで、出血しても予定の生理が来たものと勘違いして気にしないでいて、その内大出血を起して初めて異常に気が付くというケースが多いようです。

子宮外妊娠の治療は、手術によって受精卵を取り除くことですが、重症の場合、卵管ごと切除することになり、再び妊娠することが不可能になる場合もあります。
発見が早く、まだ軽症の場合は腹腔鏡下手術という傷口も小さく回復も早い手術で済みます。
腹腔鏡下手術では卵管もそのまま残せますので、再び妊娠することも可能です。

子宮外妊娠の発見が遅れて出血している場合は回復手術が行われ、卵管も切除される可能性が高くなります。
しかし、片方の卵管が失われても、もう一つの卵管が健康なら正常に妊娠することが可能です。
無理に卵管を残しても再び子宮外妊娠を起すリスクが高いので、切除した方が楽かもしれません。

妊娠中の出血について

妊娠中の出血の原因は妊娠の時期によって違います。
妊娠初期に出血する原因は、受精卵の着床による出血、切迫流産子宮外妊娠、胞状奇胎などの異常妊娠に伴う出血の場合と、子宮口のびらんやポリープなどの婦人科的な異常が原因で出血する場合が考えられます。

妊娠と出血は非常に関わりが深いものです。
妊娠中期、後期の出血は、切迫早産や前置胎盤、または、常位胎盤早期剥離など緊急を要する場合と、感染によって膣や頸管が炎症したりして、婦人科的異状による場合があります。
この場合の出血は、それほど緊急性はありませんが、前記のように異常妊娠が原因の場合、すぐさま対処することが必要です

妊娠中に出血して、その出血が1回だけで、量も少なく、下腹に痛みがないようならば、緊急性は低いと思われます。
家で横になって安静にし、様子を見ると良いでしょう。
また、おりものに少し血が混じっている程度なら、慌てることもなく、次の健診のときに報告をすれば大丈夫でしょう。

妊娠中に旅行などをして、家から離れた場所で出血した場合は、その土地に入院する可能性もあります。
どこに出かける時も母子健康手帳と健康保険証は必ず持って行きましょう。
出血量が少ない場合でも、宿泊先のホテルなどで安静にして妊娠と出血の様子をみて下さい。決して無理をしないこと。
場合によっては予定をキャンセルして帰宅する決断も必要です。

妊娠と基礎体温の関係

基礎体温を毎日測定し、記録しておくと、健康な女性の体温はあるひとつの周期があることがわかります。
自分の体温の変化、周期を知ることで、毎月の生理の時期や妊娠できる排卵の時期を知ることができます。
また、妊娠と基礎体温の関係を理解しておくと妊娠時の体調の維持に役立ちます。

妊娠と基礎体温は不思議な関係があります。
基礎体温は、体を動かしていない最も安静にしている時の体温です。
夜寝る前に基礎体温計を枕元に置いておき、朝起きてすぐに5分間測定し、基礎体温表に記入するようにします。
毎日同じ時間に測定すると、正しい基礎体温表が作成でき、的確に体温の変化がつかめ、妊娠も確実に可能になります。

基礎体温は、高温期と低温期の2層に分かれており、低温期の最終に一段と体温が下がる日が排卵日と言われています。
妊娠が可能な日はこの日を含め前後2日間ほどです。
妊娠が成立すると、高温期が15日〜20日以上続きます。
妊娠していない場合は、再び低温期に変わり、生理が始まります。このように妊娠と基礎体温の変化は不思議にか関わりがあるのです。

基礎体温が正常にも関わらず妊娠がなかなかできない人は、卵子や精子に問題があったり、他にも問題がある場合があります。
どうしても妊娠ができない人は、産婦人科の医師に相談してみましょう。
その際に基礎体温表を持参すると、治療をするのにも役立つでしょう。

妊娠中毒症とは

妊娠中毒症は、妊娠することによって発病し、妊娠が終わると急激によくなる病気で、高血圧、蛋白尿、浮腫の症状が1つ、または2つ以上がみられると妊娠中毒症を診断されます。
昔は年間に2000人以上の妊婦が妊娠中毒症で亡くなっていました。
欧米では、妊娠性高血圧症などの病名で呼ばれています。

妊娠中毒症は、純粋型と混合型に大別されています。
純粋型は妊娠20週から産褥期(分娩後42日間)の期間にのみに発症するもので、混合型は妊娠する前から高血圧などの症状があり、妊娠したことにより悪化したものです。
これらの他に痙攣発作を伴う子癇と言われるものもあります。

妊娠中毒症は子宮内胎児発育遅延を合併し、未熟児が誕生する可能性が高くなります。
ですから、母体の健康状態が良ければできるだけ長く妊娠を継続をすることが必要です。
具体的には食事療法と薬物療法が行われます。
しかし、母体の状態が悪化した場合は、母体の命が危険になるので、胎児を母体から取り出します。

妊娠中毒症は、精神的に不安定になって生活リズムをこわしたり、暴飲暴食など食生活リズムが崩れたりすると発症しやすくなります。
また、妊娠によって肉体が変化したりすると、精神的にも様々な影響が出て、胎児の発達に関する心配や分娩などの不安が大きくなり、妊娠中毒症にも悪影響を及ぼします。
妊娠中は心静か平安な心を保つように心がけましょう。